HOME活動・トピックス > 視察レポート

2012年 ハルビン視察
2012年6月15日〜6月18日
中国黒竜江省ハルビン
株式会社勝島経営研究所ビジネスカツシマ
引率者 勝島一真 金子剛 丸山徳一
     

中国 黒竜江省 ハルビン市
ハルビン市は中華人民共和国の最北部に位置する黒竜江省の省都で、副省級市に定められております。副省級都市とは、地方自治体の一種であり、中国の中でも特に重要な市として、経済・財政・法制の面において省と同程度の自主権が認められている都市を指します。よってハルビン市は黒竜江省の政治・経済の中心といえる市なのです。
ハルビン市の面積は、53,000平方キロメートルであり、人口は987万人です。新潟県の面積が12,500平方キロメートルであり、また新潟県の人口は234万人ですので、ひとつの市としての広さと、その人口の多さを思い知らされます。
ハルビン空港から市街地に近づくにつれて、特に印象的であったのは、見渡す限り高層マンションが立ち並び、また想像を超える数の新築高層マンションの建設と、道路の拡幅や歩道整備がいたるところでおこなわれているということでした。ちなみに現在建設中の新築マンションは、そのほとんどがすでに完売しているそうです。
ハルビンを代表する歴史的な大通り「中央大街」はハルビン市公認でアジア最大の石畳の通りです。ルネサンス式、バロック式などロシア統治時代の建築物が立ち並ぶその通りは中国都市における大通りの手本ともなっております。中央大街には、若者に人気のファッション「H&M」や「ZALA」が進出しており、最近オープンしたそうです。「スターバックスコーヒー」や「マクドナルド」などもあり、平日にも関わらず観光客をはじめ若者たちで溢れておりました。

新潟県ハルビンビジネス事務所
新潟県は、昨年(平成23年)10月に、黒竜江省における連絡体制、情報収集、発信機能を強化するとともに、日本海横断航路の利用を促進するため、ハルビン市内に新潟県のビジネス拠点となる事務所を開設しました。現地事務所では所長の房為民 氏を中心として新潟県庁からの現地派遣県職員の方たちがハルビン連絡員や現地商社のアドバイザーと連携し、業務をおこなっております。
所長の房さんと派遣県職員の和田さん

〜房所長に聞くハルビンの現状〜
・ハルビンは昔から重工業を中心として栄えてきているが、現在の労働者の平均的な月収は2,000〜3,000元 (約3万円前後)。
・建設ラッシュの高層マンションは完売されているらしいが一般の中間層が購入するのはかなり難しい。
・食品の輸入は原発の関係で新潟県が禁止地域のひとつとなっているため、現在  はお米等の輸入は基本的に出来ないが、規制緩和の日は遠くない。
※ ハルビンでビジネスを検討、また商談会の出展につきましてはご相談いただければ協力します、とおっしゃっておりました。

自動車販売店(トヨタ・ホンダ・ニッサン)
ハルビン市内の道路を走るクルマを見渡すとキレイな新車から、まだ日本には入ってきていない新しいモデルのクルマまでが走っており、逆に古いクルマを乗っている人が少ないくらいでした。中国における現在の自動車熱の高さを実感します。訪問したトヨタ・ホンダ・ニッサンのショールームにはランドクルーザー等高級車が陳列され、次から次へとお客が訪れておりました。
ルーム内の喫茶コーナーや休憩スペースには人で溢れ、現在の日本の自動車のショールームには感じることのない活気がありました。 現在中国では、ひとつのショールームにつき月平均約100台、多いときは200台と信じられないほど売れているそうです。

中国ハルビン国際経済貿易商談会
中国ハルビン国際経済貿易商談会は北東アジア最大級の貿易見本市であり、中国政府の東北振興プロジェクトとして、国家級に格上げされており世界のVIPも来賓する商談会です。
国際レベルの設置ブースが3000か所、展示総面積は86000平方メートルに及び、専門展覧エリアには、現代農業展覧エリアやハイ・テクノロジー技術展覧エリアをはじめ、サービスエリア、
金融産業展示エリア、経済協力展示エリア、黒竜江製造展示エリア、旅行産業展示エリア、建築材料エリア、機械設備、電力設備展示エリア、軽工業展示エリアなど様々な展示エリアがあります。また日本からは新潟県をはじめ、山形県や秋田県なども展示ブースをだしており、各企業が出展、商談をおこなっております。
会場の中に入ると、各企業の展示ブースには人が群がり、とにかく来場者の数に圧倒されました。 世界各国から商品を売り込もうと考えている企業とそれを見てビジネスパートナーを探しに来ている人達で溢れています。今年の新潟県ブースには10社くらいの企業が出展しており、そのほとんどは中越、下越の企業で上越地域からは1社が出展しておりました。商談や展示の仕方は様々で、実演を交えながらの販売や食品に関しては試食や試飲等が行われております。
世界各地の企業が出展しているとはいえ会場は中国ということもあり各ブースでは中国人スタッフによる商品説明や販売が行われておりました。商談をおこなう上では説明が上手な中国人スタッフが必要不可欠となっておりました。

百貨店・スーパー(麦凱楽百貨店、百盛百貨店、ウォルマート)
麦凱楽百貨店や百盛百貨店は1階がルイヴィトンやエルメスをはじめとした主要な国際ブランドが入店しており、2階から上の階は婦人服や紳士服の売り場があり最上階にはレストランが入っています。また地下には食品売り場も入っており、百貨店の売り場構造としては、日本の百貨店とほぼ変わらない構造です。中国ではどこの場所にいっても人の数の多さを感じておりましたが、百貨店に関しては一部のバーゲンコーナーを除き、人の多さを感じることはなく、むしろ少なさを感じました。一方、ウォルマートは庶民的なスーパーマーケットなだけあり、食料品をはじめ電化製品など日用品を求めて買いに来るお客で大変賑わっておりました。
百貨店にはお客が少ないイメージを感じましたが、現在の中国では百貨店で買い物をする富裕層の人たちが一回で購入する金額が高額なので中国の百貨店は現在も売上げが伸びているようです。

★麦凱楽百貨店 − マイカル百貨店 −
中国トップ500企業中86位にランクされる中国の大手流通グループ(大商集団)が運営する百貨店。日本企業のマイカルが、中国・大連でマイカルタウンを運営していたのですが、赤字が続いたため、大連最大の商業会社である大商集団に売却され、大商集団が改めて誕生させた百貨店です。

★百盛百貨店 − パークソン百貨店 −
パークソンはマレーシア系の百貨店で、中国で百貨店とスーパーセンターを運営しています。 パークソンは2006年の決算時において売上高前年比79.8%増、純利益が85.8%増と驚異的な伸びをみせた企業です。

★ウォルマート
ウォルマートはアメリカに本部を置く世界最大のスーパーマーケットであり、売上額で世界最大の企業です。日本の西友を子会社化させた企業としても有名です。