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2014年 ベトナム視察
2014年10月21日〜10月25日
ベトナム・ホーチミン
株式会社勝島経営研究所ビジネスカツシマ
引率者 勝島一真 金子剛


10月21日から25日までベトナム ホーチミンへ視察に行って参りました。中国との関係が悪化している中、今ベトナムに進出する日本企業は後を絶ちません。
ベトナム全体の経済成長率は5.4%(2013年)とここ数年5~6%くらいですが、ホーチミンは9.3%(2013年)となっています。人口は全体で89,708千人と1億人に達しておらず、ホーチミンだけで7,818千人の人口となっており、意外にも首都ハノイの方が6,936千人とホーチミンよりも少ない状態です。人口構成は2010年で29歳以下が52.7%と圧倒的に多く、65歳以上は6.5%と非常に少なくなっています。バイクを運転する人達のほとんどが若者です。今後は日本の団塊の世代のように中間層が台頭し、大きく消費をしていくものと思われます。今回訪問したイオンも4号店までの認可が下りており、郊外にどんどん出店を計画しています。一般的な平均月収は1万4~5千円とまだまだ低いベトナムですがアイフォンを使いこなしている若者も数多く見受けられました。ちなみに値段は日本と同じくらいですので職業によってかなりの格差があるのかもしれません。
今回訪問した企業の中から2社を紹介させていただきます。

ひとつはAEON1号店です。
今年1月にオープンした店内は、上越イオンと比べものにならないくらい綺麗で安心して見ることが出来ました。床の掃除ひとつにしてもベトナム人に教えるには相当の苦労があったそうです。トイレも非常に綺麗であり、店内はまるで日本にいるかのようで周りの街の状況を考えるとよくこれだけの施設を作ったものだという印象を受けました。
相当の先見性がなければできない投資で実際将来的にイオンの周辺には住宅建設や街づくりが計画されているようです。おにぎりや寿司も販売されており、日本とほぼ同額で並べられていました。ということは約日本の5倍くらいの値段ということでそれを買うことができる人たちも相当数いることになります。建物内にはボーリング場もあり、平日の午後という時間帯ではありましたが結構楽しんでいる人たちがいました。日本でも有名な丸亀製麺やオリジナリティある店舗もありました。駐車場には車で来る人はまだまだ少なく、かなりのスペースが空いていましたが高級車がほとんどでした。それに比べやはりバイクの数が数えきれないほど置かれていました。いずれにしてもスリを気にしなければならないベトナムでイオンの中はまるで別世界に感じられました。


もう1社はVietopia(ベトピア)です。
今年4月にオープンし、日本のキッザニア(東京・甲子園)をモデルにした子供版職業体験施設です。東南アジア最大規模で今後ハノイにオープンするイオンにも出店する予定で現在調整されています。日本の一流企業(トヨタ・キャノン・味の素・日清等)やベトナム国営satraグループのテナントが数多く入っていました。当日は平日ということもあり、小学校の団体がいろいろな職業を体験しており、中には私達大人もトライしてみたいと思うようなものも数多くありました。
子供たちは皆笑顔でいきいきと体験したり、走り回っていました。通常平日で約千人、土日で2〜3千人来場しているとのことでした。建設に当たっては日本円にすれば約35億円相当の資金が使われており、破格の規模と言えます。不動産開発大手デベロッパーであるヒムラムグループの一つの会社というにはあまりにも大きな投資となっていました。

 


約20年前に視察したベトナムは、現在明らかに中間層以上の人々が台頭し、今後日本が歩んできた高度成長時代を迎えるかもしれません。とにかく道路上のぎっしり行き交うバイクを見ますと働き場所さえあればドンドン消費も増えるものと思われます。イオンが上越のような地方都市にあるように今後ますますベトナムでも増加し、国民の生活レベルは向上することでしょう。日本に対する憧れのようなものを現在の若者達は持っており、日本人やその製品等に対する信頼度はかなり高いと思いました。今回の視察でベトナムの今を多くの企業により認識できたことは非常に有意義なことでした。

〜その他の視察先〜
◆ジェトロホーチミン事務所◆
ジェトロホーチミン事務所にて、ベトナムの文化や気候などの基礎的な情報から現在の経済状況のお話を伺い、ここからビジネス視察のスタートとなりました。
 

◆トラストトレーディングカンパニー◆
トラストトレーディングカンパニーは、ベトナム企業の案内をはじめ、通訳、翻訳、また現地における商品開発のサポートなどをおこなったいる会社です。
代表は日本人の方で、今回のビジネス視察についても代表の藤枝様とスタッフのHiens様に全日程のご同行を頂き、現地会社における通訳などして頂きました。


◆ホシノベトナム工場◆
新潟県上越市に本社があるホシノ工業株式会社様のホシノベトナム工場を見学してきました。
生地裁断〜縫製〜折畳までを行う自動車用エアバッグクッションの生産工場です。その工場内で働かれている方たちのレベルの高さに圧倒されました。平均年齢が若く、勤勉な国民性とその教育水準の高さ、そして豊富な人口、まさにベトナムの今、そして勢いを感じる光景でありました。
おられる管理職の方は上越市や妙高市出身の方たちであり、異国にいながら出身がご近所ということもあり、少しホットする気持ちになりました。

◆ヒムラムグループ ゴルフ練習場◆
不動産開発大手デベロッパーであるヒムラムグループが運営するゴルフ練習場です。レッスンプロとして日本人がおります。せっかくですので各自数球だけ実際に打ったところをプロに見てもらいワンポイントアドバイスを受けました。
日本のゴルフ練習場と違い、一打席のスペースが広くとられており、食事をするテーブルが設置してありますので、ゆっくりと練習ができそうな印象をうけました。
ベトナムにゴルフで来る日本人も多く、コースにでる前日に利用する人が多いとのことです。

◆現地の方との異業種交流・夕食会◆
一日目の視察が終わり、夕食会は恒例の現地企業経営者、現地駐在員の方たちとの交流会です。 名刺交換をはじめ、 食事をしながら普段日本の新聞やニュースでは聞くことのできない現地の情報など様々なお話をいたしました。